来年で10周年だってよ、東のエデン。

東のエデン」というアニメをご存知だろうか?

2009年の4月から6月まで11話を放映し、続編の映画の二部作品上映された作品である。

 

 

簡単にあらすじ

大学の卒業旅行にホワイトハウスを訪れた森美咲は、全裸で携帯を片手に持っている滝沢朗という名の男性にトラブルから救われる。

彼は記憶を失っており、自分が一体何者なのかを探るために咲とともに日本へ帰国する。

その時、日本にはある事件が起きていた。彼があるゲームに参加をしていることも知らずに。

 


学生の時に一度見ている。1巻レンタルして特に引っかからなかったら見ないでおこうと思ってその数時間後には全巻見てた。

序盤はどういう設定なのかなどがちらほら出てきて滝沢がどんなゲームに巻き込まれているのかが次第にわかるようになってる。

8話以降からは一気に加速して、様々な謎が明らかになっていく。とにかくもう最終話なのか!というくらいあっという間に終わる。

アニメ最終話は一応、話自体は終わる。謎はいくつか残ったまま。

しかし、劇場版の2作目がまだレンタルされていない時代に見たので最後まで見れないままで終わっていた。

記憶も曖昧な部分が多いだろうから、久々に時間を作ってアニメ11話から劇場版まで全てを通して見た。

 

感想としては面白いのは面白い。そしてもう一つの感想は本当にこのアニメは来年で10年経つアニメなのだろうか?と思った。

 

 

 

話だったり、キャラデザが羽海野チカ先生だから話がシリアスな部分も非常にテンポがよく、すっきりとしているため見やすい。

あと滝沢がまあカッコいいんですよ。いい主人公だこと。女性は惹かれるタイプ。いやほんとに。

まあそれは置いておくとして、僕自身が注目した部分というのは現代の部分とさほど変わっていないキーワードに関してだ。

「ミサイル攻撃」、「ニート」などとわりと今の現代社会でも見かけるキーワードとして出ている。

こういった日本が抱える問題を取り上げて独特の答えを切り出した。むしろ放映当時よりもより深刻な問題にもなっているとも思っているから、この作品を見てほしい。

また、出てくるキャラクターそれぞれが考えを持ちどういう形で答えを出していくのか、確かに悪者に近いキャラクターも出てくるには出てくる。

しかし、全て話を見たあと思ったことは、あくまでも全てが全て悪いわけではないのではないのだろうかとも感じさせられた。

その選択があくまでも個々の環境だったり、いろんな思想に影響されたからこそ、このアニメでよく使われるセリフの一つ「ノブレスオブリージュ(持てる者の義務)」を果たそうとしていたのかもしれない。

 


このアニメキャッチコピーは「この国の”空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語」

見た後だと感心するキャッチコピーだ。

ぜひともこの戦いは見逃さないでほしい。