どんなに料理下手な人でも簡単にできる水出汁を作りたくなった。

まだコートを着るべきかと悩む冬と春の間のある日、出汁を取りたくなった。

どうしても出汁を取りたい。

今まで生きてきた中でこれほど出汁を取りたくなった衝動に駆られたことはないくらいには。

仕事を素早く済ませて、とりあえず材料調達へ。

 

どうせ出汁を作るならいい食材で作ろうと思って水出汁を入れるガラス容器を購入して、そのまま百貨店へ

目の前で「本日の営業は終了いたしました」の札が出されてしまい、購入断念。

こういう日に限って残業しなくてはならない社会人。ああ辛い。

近くのスーパーへ買い物を済ませて準備に取り掛かろう。

 

今回用意したのは

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昆布、煮干し、鰹節

オールスター。

 

簡単な作り方

1、昆布は適量に切り、容器の中へ。

2、煮干しは頭と腹わた(内臓部分)を取りだし、お茶パックに包む。(鰹節も同様にお茶パックに包む。)

この煮干しの作業は面倒な人は省略しても可。苦味、出汁の濁りが出る場合がありますが、そんなの気にしない人向けです。

(ちなみに後日、作業なしで出汁を作りましたがそんなに気にはならないです。)

3、水の割合に合わせて投入。基本的な分量としては「1リットルに対して20グラムほど材料を入れる」らしいですが、お好みで調整しましょう。

問題は材料の入れる割合が難しい。何を多めに入れるかどうか、今回は全く考えずに感覚のみで投入。

4、夜に作り、冷蔵庫の中で一晩置く。

以上。

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朝には色がやや濁った色になっています。(写真ではわかりづらいですが)

出汁が出ている証拠です。

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出汁作るだけで満足してしまったのですが、さすがにそのまま捨てるのは食材に悪いので鍋に投入して煮出す。

一晩置いただけで昆布の粘り気がすごい。ねちゃねちゃしているとまでは言わないですが、ねばっとしてます。

沸騰前に材料を全て取りだし、弱火で沸騰したら止める。完成。

 

沸騰した出汁はそのまま鮭お茶漬けの出汁にして食べました。

出汁が利いてて美味しい。

(なお、鍋で出汁取ってるところから写真がないのはすぐ食べてしまったから。)

スマホのカメラがダメダメなので、いい加減買い換えるか、一眼レフを出す時が来たようです。

全部お茶漬けにしたわけではなく、その日の夕飯の寄せ鍋のシメのための出汁が足りなくなったので、追加の出汁として投入したら昆布の主張が強くてすごくなりました。

出汁の力ってすごい。

というわけで休みの日はちょくちょく出汁を取るようになりましたとさ。

4月初旬くらいに食べれる発酵食品を作ってます。超簡単ですが、果たして成功するかどうか。 

 

 

おまけ:出汁を取った材料達の佃煮風

出汁を取った材料達がもったいない気がしたので調理しました。

鍋から取り除いた材料は水を軽く切る。

昆布は細く切って油を敷いたフライパンに投入して炒める。(昆布の粘り気で手を切らないように気を付けましょう)

粘り気があるので粘り気がなくなりそうな時に煮干しを投入。少ししてから鰹節も投入してめんみ(北海道の美味しい調味料)とみりんを加えて炒める。

少し甘い感じになるかもしれないので、味を調えるために塩を少々加えるのも有り。

最後にごまらぁ油をほんの少し、ピリ辛になる程度に加えて完成。

(なければ、代用のごま油とラー油を少量ずつ加えて混ぜましょう。)

佃煮っぽい炒め物ができます。出来立てが美味しいです。

味的には保育園のお菓子の時間に出てきそうなそういう健康的な食べ物に近いです。

言い換えるなら素材の味です。

少し置いて食べる場合には味を濃くすることをおすすめします。