どんなジャンルでも「ネタバレを見たい」って層は一定数はいるって話。
昔はネタバレを回避することなんて簡単だった。
別に5ch(旧2ch)のスレッドを見なければどうということもなかったし、ネットがうまく使えないこともあったから幸せだった。
今や簡単にTwitteのタイムラインで流れてくるや、ハイライトでピンポイントに表示されるくるし「コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道」の公開日に新規シーンのネタバレを壮大に踏んでしまい、めちゃくちゃ頭を抱えたことがあった。
小さい頃から映画館で映画を見るということは自分の中ではなかなかの上位に位置する娯楽という認識が変わっていない。
田舎に住んでいた自分にとってはいくらテレビで予告していた映画見たいと思っても学生の小遣いでは上映している映画館行くまでの運賃でなくなるくらいの財力しかない。
でも、田舎でも映画館はあった。だけど、都会で上映してから月日が流れてから上映されるものがほとんどだからもう興味が薄れているころならまだしも、忘れていることすらある。
覚えていても、諦めの境地に到達していることからビデオ、DVDのレンタル待つと思ってしまうくらいだ。
実際にそのあとレンタルすらしたことなんてほぼほぼない。
でも、金曜ロードショー、日曜洋画劇場で放送されると知った時は少しハッピーになってテレビを見ていた。
しかし、そんな自分にも幸運が訪れる。どういう経緯かは忘れたが、ある日映画の無料券をもらった時があった。
憧れの映画館に行ける。それだけで胸が高鳴っていた。そして当日に映画館に向かった。
いつどのタイミングで入ればこの階段を上げれば映画を見れるのか、それすらわからない未知の世界の入口の下ですごい緊張していた。
「てか、そもそも今何上映してるんだ」っていうことにその場で気付いて頭が真っ白になりながらやみくもに階段を上がった。
その後、映画館で初めて一人で見た映画が「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」だったことは今でも覚えているし、たぶん一生忘れない。
エピソード1も見たことなくて昔に予告で見たことないくらいしかないからどういう話なのかよくわかんないけど、とにかく興奮した。
なんか途中ライトセイバーをブンブン振ってるだけでカッコいいもん。
まあエピソード2なんだから続きもあるわけでして、「えええええ、ここで終わりぃ!?!?」ってなって映画館を出て、
映像の迫力、アクションシーンとか、とにかく面白くて興奮と合わせてよくわからない感情を胸に空を見上げてた。光と音で単純に酔っていた。
それから数年後、都会に近いところで下宿してからは最新の映画が身近になった。映画館に行く回数は年齢を重ねるごとに増えていった。
金銭的余裕が出来たのもある。大画面でとても迫力のある音響で楽しめる2時間はとても充実した時間をくれる。
相変わらず光で頭が痛くなったりするけど。
思い出話はこの辺にして、ネタバレの話に戻す。
映画以外にも楽しみがあるとすれば、ゲームも自分の中では娯楽の一つだ。しかし、その中でも学生時代と変わった部分がある。
それは「ゲームの中でのネタバレ要素」へ対しての考え方だ。
今やゲームのフラゲをしてYoutubeにいかに早くネタバレの動画を出して再生数を集める投稿者だっている気がする。
よくはない。
ゲームを買ってちゃんと会社の利益になったほうがまた面白いゲームを作ってくれるかもしれない。
だからと言ってDLCを大量に出さないでくれ。
Pay To Winはやめてくれとか言いたくなる時もあるけど、それはまた別のお話。
でもゲームのそういう類の動画を見るにも理由があると思う。
(ゲームをやる時間がない、そもそもそこまで興味がないけど動画だけ見る、買いたいけど迷ってるなど)見たい人はいるのだと思う。
特に長年続いているシリーズ系の作品とか注目のシーンだけをピックアップされててエンディングもあると再生数が多い動画だってある。
そういうのに限ってオススメ動画に上げてくる辺りYoutubeさん怖い。
でも、ネタバレ見てから買うゲームはそこまで面白くない気がしてしまう。
ただ例外パターンを経験したこともあった。
それは配信を見てゼルダBotW買った経験がある。
だからメーカーもいかに配信ウケしやすいか、万人が楽しめるかなどと考えることが増えるだろうなとは思わせてくれた。
友達の家でやって自分も家でやりたいから買うとか、テレビCM、ゲーム雑誌で面白そうだから買ってみようという時代もあった。
今の時代ではYoutuberだったり、Streamerなのかもしれない。そういった方々が今の需要と供給の形が合致してきていてうまく出来上がってるのかもしれない。
彼らがインフルエンサーとして広め、マーケットにも多少は影響を与えている。
ゲームのスクリーンショットや開発陣の動画よりはプレイヤーが触ってみての生の声というのが大事だし、威力はある。
ちなみにリーク系の情報は嫌いです。
リーク情報を流す側は注目を集めれるのはいいのかもしれない。
ゲーム会社がプレイヤーが楽しんでくれるようにスケジュール立てて公開していくのに「ああ、それリークで見たからもっと新情報出せよ」みたいなこと言われたらなんか悲しくなる顔が思い浮かぶ。
自分のTwitterのタイムラインはわりとネタバレは控えてくれるけど、リークはガンガン流れてきてなんだかな・・・ってなってミュートしてる。
ネタバレという単語だけ見ると基本的には誰かが幸せになれる言葉には感じれない。
私もマイナスイメージに思う。それでもネタバレを求める声だってある。
別にネタバレやめろとは思わなくなった。それも時代だからと柔軟に変化した自分の中での考え方だとは思っている。
これだけ情報に溢れていて見ないようにするのも難しい。
まあ、スマホの電源を落として部屋で静かに本読んでたら問題解決しちゃうけど。