昼寝をシエスタって言い換えると急にオシャレで意識高い系になる
怒ることがうまくできない。顔が真っ赤になって言いたいことは頭真っ白になって怒れない。
怒られたことはいくらでもある。
自分がいざ怒る立場になると「受け手側の経験なんてなんも役に立たないんだな」って勉強にはなった。
例えるならバレーボールが強烈に発射されるマシンの使い方とその玉をレシーブする選手とで考えたら全く違うし、
あのマシンから出てくるボールをレシーブなんて、絶対当たり所悪いと痛い。
しかも痣になりそうと不安になる自分だからそりゃ怒ることもできないわけだ。
マシンの使い方を一般人は知らないようにちゃんとした(?)怒り方を知らない。
理解しようとしてもあーだこーだ考えてうやむやになってそれって怒ってるのかどうかといえば微妙になる。
言われたことに対して理不尽であろうと聞く姿勢を持たなければならない。
怒られる内容なんてそれぞれだけど、白か黒かはっきりしたい自分にとってはいつもグレーの内容に悩まさせられる。
自分の性格的にはネガティブかつ短気。
毎年頭の中では自分が何回も何回もバリエーションは豊かながらも無残な姿で死んでいってる。
職場の人には
「(私)さんってあまり怒りそうにないイメージですけど、いざ怒る時って怖い感じの人ですよね」
そして自分は
「ただ怒ることがうまくできないのに怒りで顔だけ赤くするんで茹でタコになったと思っていいです」
みたいな絶対に起こりえないことだから安心してという意味も込めて適当なことを言って笑っていた。
そんな自分が珍しく仕事で怒った(はず)。怒ったというより内容に納得がいかずに上にキレた。
キレる姿を見たことがなかった同僚達は慌ててた。
ただ怒った時って自分自身がスッキリするかもしれないけど、周囲にはご機嫌取りのために気を遣わせることになる。
キレて上司が不機嫌な時って空気が最悪。仕事の効率は落ちるし、余計な気遣いしないといけないで余計なストレスもかかる。
そういう上司を結構見てきたからわかる。一人がよくてもみんなはその一人を悪と見なす。同じことにはなりたくない。
とにかくまずは自分自身を切り替えようと思っていつもより早めに昼の休憩を取った。
そんな人間にはなりたくないなって思ったからその日一番といえるくらいの頭をフル回転させる。
普段なら持参したお弁当をすぐ食べてシエスタの流れ。
だが、これでは絶対に気が収まらないと思い、大好きなシエスタの時間を削り近くのスーパーへ走った。
とにかく美味しいものを食べようと思い、すぐ頭に思い付いたのが天ぷらだ。その一心で揚げ物コーナーへ向かう。
天ぷら盛り合わせみたいなのを一つ購入して職場に戻る。
いつものお弁当だけでも量あるのに天ぷらをとにかく食べた。幸福感に満たされて食べてる顔は多分気持ち悪い顔してたと思う。
残りの時間はシエスタに使うというもう摂取したカロリー的にも完璧にデブを体に製造している流れを作り出している。
午後の仕事も難なくとこなした。
同僚には「(本名)さん怒った時はもう今日一日終わったと思ったけど、昼休憩終わってから機嫌良さそうで安心しましたよ」
私はほっと胸をなでおろした。
こうして午後の業務時間を救えた気がした。
ただ、その後自分の身体がOKサインを出すわけがない量の油を摂取したため、胸焼けというダメージを背負いながら退勤。
精神的にも身体的にも負担かかるなら怒らないように頑張ろ・・・