夏野菜のぬか漬け、美味しいよね。
まだやや梅雨気味ですが、夏野菜が美味しい季節になってきました。
トマトやナス、キュウリなど、とにかく色が豊富で見ても楽しい。食べても栄養満点なものが多くて、とてもいい季節。
夏になると自分にとってはぬか漬けが美味しく食べれる季節だなって思ってます。
実は中学生の時にぬか漬けを漬けていたのですよ。中学生で。
随分渋い趣味だなって思うのですけど、ぬか漬けがあったから料理とかにも興味が持てて自炊までしっかりできるようになったのかなって思ってます。
ぬか漬けをするきっかけが私の祖母でした。
中学時代、夏休みが始まった頃に祖父母の家へ里帰りしていました。
朝食食べるときに白米、みそ汁、何か昨晩の残りだとか、焼き魚とかあったのですよ。
で、大体それにごはんのお供として海苔とか漬物がありました。
漬物と言ったらキュウリのキューちゃんくらいしか食べなくて、たくあんが甘みがあって苦手。
奈良漬けもビールみたいな感じがして苦手で基本漬物ゾーンは祖父が美味しく食べるものとして、スルーしていました。
で、その日はなぜか食べたいものがなかったのか、きゅうりのぬか漬けに手を出してました。
食べたらめちゃくちゃ美味しい。
当時反抗期で口数が少なくて、祖父母にはどんな風に話してたのかわからなくなって敬語で話してた変な子でした。
だから「こ、こ、これとってもおいしいですね!!!」みたいなリアクションをしました。
ご飯に対してあんまり感想を言わなかったからその時は祖母も驚いてまして、「本当に?嬉しい!」と喜んでくれていました。
実家へと帰る時いろいろとこれも持って帰りなさいとか言って物をもらうのですがその中に「ぬか漬け」も入れてくれていました。
「美味しく食べてくれてたから帰ってもよかったら食べて。」と言ってくれてとても嬉しかったのを覚えてます。
こんな美味しい食べ物がほぼほぼ毎日朝食にあったら最高ではないかと安直な発想に。
自分でぬか漬けを漬けたいと母に伝えました。突然言ったから頭がおかしくなったのかとわりと心配されました。
そんなこんなでぬか床を入手。
思ってたよりぬか床の管理が楽なこと。
詳しいことは省くけど基本的にはぬか床をかき混ぜたり、水分管理をするだけ。
入れる野菜などで漬ける日数とかもありますけど、置いておくだけでこうやって食べれるの最高だなって思いました。
でも、どうしても祖母の作ったぬか床の味にはならなくてずっと首をかしげていました。
確かに自分の作ったのもそこそこに美味しいけど、バランスが難しいと思って電話で聞いたほど。
長年漬けている(ぬか床を育てている)、そもそも配合が全然違うから多分同じ味を出すのは難しい。
などと、わりといろいろ違ったので、まあそれなら仕方ないと思って漬け続ける。
わりと飽き性の自分が夏休みをほぼ毎日ぬか床管理してたのが驚きでした。
途中で訳あってぬか床は捨ててしまったのですが、料理ってこんなにも面白いのかと思ったきっかけでもありました。
高校卒業後に下宿で一人暮らしを始めた時にも料理が楽しかった。
レポートを夜中に書いてたら突然、豚の角煮が作りたくなって両方頑張ってたら朝になっていたのは今でも覚えています。
今年の夏は里帰りのために用事を作ったので、また祖父母の家にも訪れる。というか宿泊する。
朝ごはんが一つの楽しみでもあるけど、私もいい大人になったのだから何か美味しいお土産をいくつか持っていくから絶賛悩み中。
喜んでくれるといいなぁ。